流産の種類別で見る症状や手術費用について

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流産は100人の妊婦ママの内、15人が残念なことになってしまう身近なお話です。
妊娠すること、出産することは女性なら誰でも絶対できるとは限りません。

まずは流産の種類と、それぞれの症状や手術費用、その後の妊娠についてこれから紹介します。

化学流産の症状、手術などについて

●化学流産とは

精子と卵巣が結びついた結果、妊娠検査薬で陽性反応が出ます。
陽性反応が出たのにも関わらず、着床が上手に出来ず妊娠が出来ていない事を化学流産と呼びます。

超音波検査で胎嚢が確認できないため、妊娠6週目頃まで確認できなければ化学流産と判断されます。

●化学流産の原因

化学流産の原因は、赤ちゃんの染色体異常によるものです。
妊娠の超初期の段階ですでに決まっていることのため、ママが服薬したり重いものを持ったなどが原因はありません。

●化学流産の症状

症状はほとんどありません。
妊娠している事に気がつかず、知らないうちに化学流産している方もいます。
生理が始まるような出血が起こることもあったりと、普段と変わらない症状のため気がつかない事が多いのです。

●化学流産の処置や手術

胎嚢が確認できない化学流産の多くは、特別な処置や手術を行いません。
胎嚢や胎芽がないため、ママの体への影響負担が少ないからです。

ですが病院によっては子宮内をキレイにするそうは手術などを行う場合もあります。
手術は保険適用となるため、数万円程度で行えます。

稽留流産の症状、手術などについて

●稽留流産とは

稽留流産とは、胎嚢が確認出来たけど子宮内で胎児が亡くなり留まっている状態をいいます。
排出されることもなく、妊婦検診で気がつくことも多いです。

●稽留流産の原因

現在のところ、はっきりとした原因はわかっておりませんが、染色体異常が原因といわれています。
染色体異常でも妊娠継続することが出来ますが、ダウン症など障害を持って生まれてしまいます。

●稽留流産の症状

出血も腹痛も全く症状がわからないのが稽留流産です。
中には微量ですが出血するママもいますが、出血したり腹痛が起こると流産が進んでいるとされ「進行流産」と判断されます。

先週の妊婦検診では心拍音を確認したけど、今日になったら心拍音が確認出来ない事で稽留流産が分かることが多いです。

●稽留流産の処置や手術

子宮内の赤ちゃんを残した状態だと、激しい腹痛や大量出血をしてしまう事があります。

そのため子宮内をキレイにする子宮内容除去術を行います。
全身麻酔を行い、手術前夜から絶食となります。

手術時間は約10分ですが、全身麻酔が切れるまで時間が掛かるため一泊の入院もしくは日帰り入院となります。

手術費用は処置代などは健康保険適用となりますが、全身麻酔などを利用するため約3万円~となります。

切迫流産の症状、手術などについて

●切迫流産とは

流産の一歩手前である症状を、切迫流産といいます。
妊娠22週未満の時期に、出血が起こったり心拍が弱っていたりする危険な状態を指し、妊娠22週目から同じ症状となれば“切迫早産”と呼ばれます。

●切迫流産の原因

主な原因は受精の失敗、染色体の異常、子宮の病気、血液などの異常が原因とされていますが、切迫流産の主な原因ははっきりと解明されていません。

●切迫流産の症状

・出血
・腹痛
・お腹の張り

主な症状はこの3つです。
最もわかりやすいのが出血で、妊娠すると出血することが無いため、出血した時はビックリするママが多いです。
出血の色が茶色なら、子宮内に溜まった古い血なので特に気にしなくても大丈夫と医師から告げられます。

ピンク色や真っ赤な鮮血は、現在進行している出血となるため止血する必要があります。

●切迫流産の処置や手術

切迫流産を止めるための処方薬はありません。
出血をしているなら止血剤、お腹の張りが強いなら張り止めなど、症状を抑える処方薬はあります。

切迫流産と診断されたら「とにかく安静に」するしかありません。

安静に出来ない状況、切迫流産の状態によっては入院となる場合もあります。
診察を受けてそのまま入院となることが多いので、ある程度、入院セットなどの準備はしておいた方がよいでしょう。

進行流産の症状、手術などについて

現在進行している流産を進行流産と呼びます。
進行流産は出血、腹痛が起こり、子宮内の赤ちゃんが排出されます。

進行流産は「完全流産・不全流産」のどちらかとなり、それぞれの症状や処置方法が異なります。

【完全流産】

●完全流産とは

子宮内の細胞などが全て排出された状態をいいます。

●完全流産の原因

完全流産は妊娠初期に起こりやすく、またその原因の多くが赤ちゃん側の問題とされています。
染色体の異常で赤ちゃんが大きく成長することが出来ないなど、ママ側の原因はほとんどありません。

●完全流産の症状

出血から始まり、立っていられないほどの強い痛みが起こります。
腹痛がしばらく続き、子宮内の内容物が排出されると痛みがスッと和らぐことが多いです。
痛みは個人差があるため、耐えられる痛みや耐えられないほどの痛みなどさまざまです。

●完全流産の処置や手術

完全流産の場合、子宮内がキレイな状態になっていることが多いため、手術を行わずに子宮内をキレイにして終わることが多いです。
場合によっては、そうは手術をする場合もあります。

【不全流産】

●不全流産とは

出血とともに胎芽などが子宮外に排出されるのですが、一部残っている状態を不全流産といいます。

●不全流産の原因

妊娠初期の流産で多いのが不全流産で、約50%とされています。
原因は様々ありますが、赤ちゃんの染色体異常、黄体ホルモン、感染症などさまざまです。

●不全流産の症状

ピンク色または赤い色をした出血が起こります。
少しずつ量も増えて、生理2日目のようなドッとした出血が起こります。

また出血と同時に下腹部に鈍痛のような痛みが起こることがあります。痛みが辛い時は医師に相談することで、痛み止めを処方してもらえることもあります。

●不全流産の処置や手術

全身麻酔を利用してそうは手術を行います。
手術は日帰りまたは一泊入院となり、手術の時間は約10分程度で終わります。
全身麻酔なので効果が切れるまで数時間眠る事になります。

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