3人の子育て中ですが、妊娠するたびに私は毎回「切迫流産」と診断されました。

私は流産経験があります。なので出血、茶オリ、子宮周りの腹痛…心拍を確認しても気が気じゃありません!
妊娠3ヶ月頃になると切迫流産と診断され、自宅で安静指示。そして、出血があると検診ではないのに病院へ出向く日々。
当時住んでいた街は産婦人科がなく、隣町まで片道30分かけて山道を通って受診していました。

鮮血がある時は2日おき、状態がひどい時は毎日という日も。
自宅で絶対安静の指示、上の子のお世話や家事に仕事と…どう過ごせばいいのか頭の中がパニックでした。
切迫流産は状況によって入院が必要です。入院宣告されると、自宅に帰れるのは数ヶ月先というケースは珍しくありません。

精神面から見ても、自宅安静の方が楽です。
どんな過ごし方をすると入院になってしまうのか、医師から宅安静の指示が出た時の注意点をまとめました。
切迫流産と診断!言われる言葉と過ごし方

切迫流産と診断!言われる言葉と過ごし方
出血や腹痛が不安で病院に行くと、絶対言われる言葉。

切迫流産なので自宅で安静にしてください
妊娠して間もないのに、この先どう過ごしていいのか不安ですよね。
医師に「とにかく安静に!」といわれたならその言葉通りにするのが一番です。決して上の子のお世話や家事・仕事はしないこと。
そうじゃないと、きっと後から後悔します。
切迫流産で安静の過ごし方は個人差がある

切迫流産で安静の過ごし方は個人差がある
切迫流産とは、流産しかかっている大変な時期。

私は過去に3回切迫流産の経験があり、また完全流産の経験もあります。
妊娠初期の流産は赤ちゃん側に問題が多いため、ママ側の原因とは限らないそうです。だからといって、いつも通り家事や育児・仕事などバリバリ動き回るのは危険です。
ここからは、私が切迫流産と診断されたときの行動です。すべて正しいとは言い切れないため、参考までに見てください。
症状 | 過ごし方 |
---|---|
出血なし | 必要以上に動かない |
出血あり | トイレ以外は立ち歩かない |
腹痛なし | 必要以上に動かない |
腹痛あり | トイレ以外は立ち歩かない |
出血といっても、おりものに茶色い血が混ざっている状態と生理のような鮮血があります。
医師に聞いてみると、このように言われました。

鮮血は進行形の出血、茶オリは古い出血です
どちらも私は体験しましたが、血の色で流産が進行すると判断できません。
なぜなら私は、茶オリだしと油断して普段どおりの生活をしたところ、流産した経験があるからです。(今でも「あのとき、休んでいれば結果は違ったのかな」と後悔しています。)

切迫流産の過ごし方①:頼れる人・物は有効活用するべき

切迫流産の過ごし方①:頼れる人・物は有効活用するべき
「動かずじっと安静にしていられるか」と言えば、多くの人はできないと思います。私も実際は、ちょこまかと動いていました。
核家族なら頼れるのは夫のみ!
わが家は、家事や育児など家のことをあまりやらなかった夫に、積極的に協力してもらいました。

いつも私がやっていたことを「協力してね!」

・・・
その通りに動いてくれません。(正直、イライラします。)
そこで私は、毎日やっていたことを放棄する気持ちに切り替えました。
夫にすべて完璧を求めない
普段から掃除や洗濯、ゴミ捨てなど家事を完璧にこなす夫なら文句なしでしょう。でも、すべて完璧な夫ってほぼ居ないと思います。

普段仕事しているし、そんな時間もないだろうし・・・。
私がやっていたことを、すべて夫にもやってもらいたい気持ちはあります。でも完璧を求めすぎると、ケンカ勃発です。
切迫流産で精神不安定な状況で、さらなる体に負担となるケンカは危険です。完璧を求めず、協力してくれることに感謝する仏の気持ちが大切だと、改めて気づきました。
誰にも頼れない!掃除しなくても大丈夫
切迫流産で安静指示があったとき、簡単な料理することさえできなかったときがありました。

夫にも頼れず、どちらの両親にも頼れない。これで無理をしてしまっては、前のように流産が進行してしまうと思い、私はすべての家事を放棄しました。
・掃除は一切しない
・ホコリが溜まっても知らんぷり
・紙コップや紙皿で茶碗洗いなし
動けないからこそできることって結構探せばありました。
どうしても動けないときは、ここ最近テレビでも話題の「【CaSy】」や「【家事代行サービスのキャットハンド】
」の家事代行サービスなどもいいですね。
切迫流産の過ごし方②:仕事は切迫流産を理由に休む

切迫流産の過ごし方②:仕事は切迫流産を理由に休む
切迫流産は流産となる一歩手前。無理に仕事へ出社し、お腹が張って大量出血してしまうケースも多いので要注意です。

自宅で安静の指示が出たら、無理せずに休むのが一番
私の場合、自営業で幸い自宅に居ながら仕事できたのですが、もし有給休暇があるなら利用するべきです!
基本的に切迫流産の安静期間は1週間から2週間様子を見ます。
連続して3日以上を休む時は、4日目から傷病手当が利用できます。正社員のみの優遇ですが、休んでいる間の給料も安心なので、使えるなら活用するべきです。
切迫流産の過ごし方③:上の子育児は必要最低限だけする

切迫流産の過ごし方③:上の子育児は必要最低限だけする
上の子がいる場合で切迫流産になったとしても、お世話は必要です。
- 保育園や幼稚園への送り迎え
- 飯を食べさせてあげる
- 抱っこやおんぶなど
たとえ1歳くらいの子供でも、体重は10キロ前後。

妊娠初期に重いものを持つことで、お腹に力が入り子宮が圧迫されてしまいます。
出血や張りなど症状が落ち着いたからと油断していると、入院が必要になってしまうことも・・・。
家族の協力がむずかしいなら、仲の良いママ友やファミリサポート、シルバー人材センターに相談するのもおすすめです。
切迫流産の過ごし方④:安静中の食事と座り方

切迫流産の過ごし方④:安静中の食事と座り方
切迫流産の食事も、基本スタイルは安静です。座ることもできますが、できるだけ手短にするのがベスト。

体に負担のかかる座り方には気をつけてね。
たとえば、ヤンキー座りとか・・・。
この時期だけは、座る姿勢なんて気にしませんでした。とにかく体に負担がかからず、安静に座れる体勢でご飯を食べてましたね。
安静中はご飯支度ができないため、わが家は夫に作ってもらったりレトルトなどで乗り切りました。

また、宅配サービスなども妊娠トラブルは便利です。

切迫流産の過ごし方⑤:寝方にも注意

切迫流産の過ごし方⑤:寝方にも注意
切迫流産の安静スタイルは、基本「布団の上で寝る」です。

仕事している時は『一日中横になりたい~』と思っていたけど、実際にやってみると背中が痛くて本当にツラいです。
安静にしているときの寝方は「横向きスタイル」が一番リラックスそうです。
まだ妊娠初期だとお腹も大きくないため、仰向けでもそこまで苦しくありません。でも妊娠週数とともに胎児、胎盤、羊水を合わせると約5キロ近くのお腹へ!妊娠中期あたりから仰向けはキビしいです。
ずっと横になっている時間は今しかできない!と思い、よくドラマや映画を見て過ごしていました。

切迫流産の過ごし方⑥:毎日のお風呂も極力控える

切迫流産の過ごし方⑥:毎日のお風呂も極力控える

毎日お風呂に入らないと、頭がかゆすぎる~。
こんな日が続いても我慢です。入浴って思った以上に体力も使うし、冬場だと寒くて大変。
私は少しでも体への負担を減らすため、お風呂に入るのは2~3日に1回と決めていました。それも5分だけのスピード入浴。
無理に動いて症状を進行させないためにも、あまり行動しない方が身のためです。どうしても頭がかゆいときは、水なしで使えるドライシャンプーなどもおすすめです。
まとめ

切迫流産で安静指示!こんな過ごし方は入院になりやすいので注意
切迫流産と診断され安静の指示がでたら、できるだけ動かず布団の上で過ごすのが一番です。無理に動いてしまうと、入院する確率がアップします。食事や掃除など不便なときは、一時的な出費はありますがサービス利用は助かりますよ。