親の介護は子供がするのは当たり前。という風習。
昔なら、両親と同居したり専業主婦が多かったりと、介護に向けた時間があったと思うけど、今は親とは別で暮らし共働き世帯も多いから「当たり前」って考えは違うんじゃないかなって…。
でも在宅介護は、どんなに介護サービスを使っても、配偶者や子供たちがサポートしないとダメな部分が多いんです。
そして周りを見ていると、親の介護について話し合うと、子供たちが不仲になる可能性が非常に多い!!
そこで、親の介護が始まるとわかったとき、兄弟の不仲やトラブルなどは絶対に避けたかったので、今後について話し合うことにしました。
親の介護で兄弟が不仲になりやすい?よくあるトラブル

親の介護で兄弟が不仲になりやすい?よくあるトラブル
他の家よりも、我が家の兄弟は仲良しな方だと思っています。
みんな地元を離れて、なかなか会う機会が減りましたが、最低でも毎月メールをしたり電話をしたり、親のことや自分の相談事などしています。
どんなに仲良し家族でも、ちょっとしたトラブルでケンカになり、一生復縁できない人を見てきました。そのきっかけは、介護や遺産などばかり…。
これから始まる親の介護、絶対に不仲にならないために、よくあるトラブルを調べてみました。
一人っ子なら割り切れる話ですが、兄弟がいるのにも関わらず、親の介護は1人ですべて対応という家庭も珍しくありません。
中には、仲良し兄弟でも排泄の処理や体を拭いてあげるなど、汚い仕事は絶対にしないというケースもあります。
親の介護は、本当にやることがたくさん!体を動かすだけじゃなく、頭を使う・抱える状況もよくあります。
そんな時は、直接介護に携われなくても、兄弟がそれぞれが「できること」をするだけで、トラブルは回避できるのではと思いました。
親の介護について兄弟で話し合う前に考えたこと

親の介護について兄弟で話し合う前に考えたこと
親の介護で兄弟の仲が悪くなりたくなかったので、あれこれ話し合うことにしました。
私の兄弟はそれぞれ地方で暮らしているので、話し合うときはいつもグループ電話でします。
話し合う前に、親の介護に直接携わる私は、次の行動をしました。
・自分のスケジュールを書き出す
・できること、できないことを仕分ける
実際に介護をする立場から見て、必要なことと必要ないことをまとめておくことで、兄弟にもスムーズに説明できました。
そして、私ができることや兄弟がサポートできることを決め、できないことは地域包括支援センターなどへ相談する方法へ。
1人では考えられないことも、兄弟と話し合うことでたくさんのアイデアが湧きました。
地方在住で親の介護ができない!兄弟の役割分担

地方在住で親の介護ができない!兄弟の役割分担
親の介護は長男長女だからする。ではなく、兄弟みんなで役割分担をしてサポートすることで、1人だけ不公平に感じることはないのかなと思います。
実際、親の介護をしている人たちの話を聞くと、「自分以外はみんな県外在住」という家庭が多く、

介護は私に任せっきり!兄弟の顔を見るだけでイラッとする。

兄弟に相談すると必ず「大変だね、ホームに預けたら?」と、他人行儀の言い方にうんざり。
など、家庭によってそれぞれ不満がありました。
私の家系も、実家の近くに住む私と地方在住で年に1回ペースでしか帰省できない兄弟なので、うまく親の介護をどうやってするのか決めないといけないなと思っていました。
そのためには、親の介護を積極的にできる人として、私が兄弟の中でリーダーシップを取ることへ!
私の役割は、
・親の状況を兄弟へ都度連絡
・兄弟で決めたことを実行
と、直接介護してみて感じたことや思ったことを、兄弟へ相談することにしました。
そして兄弟の役割は、
・介護のお礼としてガソリン代などを毎月払う
・介護に必要な物などを購入
と、直接介護できない分、地方でもできるサポートをすることにしました。
そして、子育て&介護の両立はとてもできないので、親戚の力も借りることへ!
父、私、親戚と協力し合いながら介護をすることになったのです。
親の介護を兄弟と親戚の協力で乗り切れそう

親の介護を兄弟と親戚の協力で乗り切れそう
親の介護は1人だと肉体的にも精神的にもダメージを受けてしまいますが、みんなで協力し合うと、どうにか乗り越えられます。
介護をしていると、毎日毎日小さなストレスや嫌なことが出てきますが、家族や兄弟、親戚など身内に相談することで解決できることがたくさんあります。
1人じゃない!という気持ちで、これからも親の介護をがんばれたらなと思います。