残念ながら、2023年3月31日に終了した「おサイフくんquicpay」。
非接触型のタッチ決済QUICPayが利用できるほか、後払いやETCのカード発行など嬉しいサービスがたくさんありました。
便利なだけにサービス終了したあとは、とても不便ですよね。
そこで今回は、おサイフくんquicpayに似たような後払いサービスはあるのか調べてみました。
おサイフくんquicpayとは一体どんなサービスだったのか
おサイフくんquicpayは、トヨタファイナンス「TS CUBIC CARD」が提供する後払い決済サービスです。
2023年3月31日にサービスを終了したため、現在は利用できません。
2008年の提供当時、おサイフケータイだけで利用できるキャッシュレス決済は珍しかったので、おサイフくんquicpayは話題でした。
おサイフくんquicpayはどんなサービスだったの？
簡単にいうと、クレジットカードがなくても後払い決済ができるサービス。
おサイフケータイ機能を搭載した、スマホや携帯電話で利用できるサービスです。サービスが終わってしまったおサイフくんquicpayの特徴をまとめました。
・非接触型決済サービス
（スマホ決済、キャッシュレス決済）
・入会審査は自動審査
（クレヒス（クレジットカードヒストリー）がなくても利用しやすい）
・限度額10万円
（一時的に限度額を引き上げることが不可）
・キャッシングのローンNG
（お金は借りられない）
・幅広い場所で利用可能
（ネット通販や公共料金など）
・ポイント還元あり
（1000円＝5P。加盟店で利用するとポイント還元）
・学生でも契約できる
（クレジットカードが作れる年齢の学生ならOK）
おサイフくんquicpayの支払い方法は、口座振替やクレジットカードなどと紐づけて使う後払い（ポストペイ方式）サービスです。
利用する前に現金を電子マネーにチャージする必要がないので便利！
後払いサービスなのでキャッシング機能はないので、お金を借りることはできません。
おサイフくんquicpay終了後はサービスが一切停止？
おサイフくんquicpayを久しぶりに使おうと思ってアプリを立ち上げたら「サービス終了していた！」という人も多いでしょう。
そんな人のために、サービス終了後のポイントや解約などについて詳しく解説します。
おサイフくんquicpayのポイントは？
おサイフくんquicpayのポイントは、2023円3月31日に失効しました。
サービス自体終了しているので、現在、ポイント付与はもちろん、ポイントの有効期限も終わっています。
頻繁におサイフくんquicpayを利用している人ならいいのですが、久しぶりの利用でポイントが失効されていて、驚いた人も多いでしょう。
おサイフくんquicpayの解約手続きは？
おサイフくんQUICPayの解約手続きは、利用者側から何も必要ありません。
必要といえば、おサイフくんquicpayのアプリを端末から削除することです。
サービスは利用できませんが、アプリを消さずに端末に残していても問題ありません。
ただし、QUICPayは1つの端末にひとつしか登録できないので要注意！
アプリを消さずに残したまま、QUICPayモバイルを利用としても、登録できないので気をつけてくださいね。
おサイフくんquicpayのETCカードは？
おサイフくんquicpayで人気だった「ETCカード」のサービスも、利用ができなくなりました。
ETC目的でアプリを利用している人も珍しくなく、サービス終了のアナウンスはとても残念ですよね。
楽天カードやau PAYカードなどでは、年会費無料でETCのカードを発行しています。
QUICPayの利用もできるカードを申し込むことで、今まで同様にETCカードもお得に利用できますよ。
おサイフくんquicpay終了後もQUICPayは使えるの？
おサイフくんquicpayのサービスは終了しましたが、QUICPay自体が利用できなくなったわけではありません！
QUICPayはキャッシュレス決済する母体になるので、他のサービスを紐づけることで非接触型決済が可能です。
おサイフくんquicpayのサービスを提供していたトヨタファイナンスでは、QUICPayの利用ができる「TOYOTA Wallet」への登録を検討するようにアナウンスしています。
TOYOTA Walletとは
TOYOTA Walletとは、自動車クレジットの申込みやスマホ決済など、さまざまな生活に役立つ機能を備えたアプリです。
例えば、車を購入するとき、車検代の支払いなど、TOYOTA Walletひとつでできます。
TOYOTA Walletが優れているのは、支払いできるサービスを自由に選べることです。
| サービス | 決済方法 |
| QUICPay | ・プリペイド ・タッチ決済 |
| iD | ・コード決済 |
| Wallet QR | ・プリペイド ・タッチ決済 |
| au Pay | ・プリペイド ・コード払い |
| 銀行Pay | ・デビット ・コード払い |
| Bank Pay | ・デビット ・コード払い |
選ぶサービスによって支払い方法が違うので、自分にぴったりなのを選んでくださいね。
【代替】終了したおサイフくんquicpayのような後払い決済
惜しくもサービス終了してしまったおサイフくんquicpay。口コミでは「使いやすかった！」「便利な決済サービス」と評判も良かっただけに残念です。
同じような環境で、似たような後払いサービスはないのか、調査してみました。
・利用無料
・Androidで利用（おサイフケータイ対応）
・支払いは口座振替（一括払い）
・電子マネー「QUICPay」
・紛失や盗難補償付き
・ETCも利用可能（別途申込み）
おサイフくんquicpayの特徴をもとに探したところ、すべて一緒ではありませんが、似た後払いサービスがありました。
メルペイスマート払い（あと払い）
メルペイスマート払い（あと払い）は、利用した金額を翌月にまとめて請求→支払いができるサービスです。
利用できるのは、次のお店です。
・メルカリでの買い物
・メルペイ加盟店（実店舗・Webサービス）
毎月利用できる金額は自分で設定でき、支払いは銀行口座と紐づけて、日付指定で自動引落も可能です。
日付はメルカリ指定の「6日、11日、16日、21日、26日」のいずれかですが、給料日に合わせられるのがいいですね。
口座引落やチャージして利用すると、手数料無料です。
コンビニやATMから現金払いもできますが、手数料が220円～880円かかってしまうので気をつけてくださいね。
「一括払いがキツイ！」という人は、支払額を月々に分けられる定額払いも利用できます。
PayPayあと払い
PayPayは、QRコードを店員さんに見せたり読み取ったりすると、支払いが完了するサービスです。
支払い方法は、おサイフくんquicpayと同じく銀行口座の紐づけOK！
他にも支払いやチャージ方法が選べます。
・クレジットカード
・コンビニATM
・PayPay残高
銀行口座からのチャージ上限額は、過去24時間なら50万円。過去30日間なら200万円までと決まっています。
手数料無料なのと、利用できるお店が多いのでたくさんの人が使っているのが特徴的です。
PayPayは基本的に事前チャージ、または口座振替のいずれかですが、「PayPayあと払い」を利用すると、支払いは翌月27日にできます。
1回払いなら手数料無料。本人確認が必要で、高校生を除く18歳以上で申込みや審査が完了すると利用できますよ。
ファミペイ翌月払い
ファミペイ翌月払いは、ファミリーマートが提供する後払いアプリ「ファミペイ」に付帯したサービスです。
基本的な支払いは、翌月末にまとめて一括払いです。
ファミペイ翌月払いの優れているのが、他のサービスと違う支払い方法があること！
・最大6ヶ月先まで支払い延長OK（スキップ払い）
・最大12回まで分割OK（分割払い）
しかも、ファミペイ翌月払いは口座引落なら手数料無料。スキップ払いと分割払いは手数料がかかりますが、最大10万円まで利用できるので便利な後払いサービスですよ。
【QUICPay】おサイフくんquicpayと同じ決済方法がいいなら！
おサイフくんquicpayの利用ができなくなり、似たような後払いアプリや後払いサービスを使ったけど、こんなデメリットを感じていませんか？
「QRやバーコードを見せたり、読み込んだりするのがメンドクサイ」
「使えるお店が限られて、クレジットカード払いの割合が多い」
QUICPayって専用機器にスマホをかざすだけなので、支払いがスムーズで便利でしたよね。
残念ながらおサイフくんquicpayのサービスは終了しましたが、QUICPayは他の支払い方法にすると今でも利用できます。
まずは、QUICPayの支払い方法と特徴を確認していきましょう。
| 支払い方法 | 特徴 |
| クレジットカード | ・支払いは翌月以降 ・限度額はクレジットカードによる ・使いすぎる可能性あり |
| プリペイドカード | ・カードに事前チャージして利用 ・使いすぎる可能性が低い |
| デビットカード | ・銀行口座から即時引き落とし ・限度額は口座残高による ・利用できるデビットカードが少ない |
支払い方法別に、どんなサービスと組み合わせて利用できるのかお伝えします。
クレジットカード
QUICPayが利用できるのは、次のようなクレジットカードです。
・出光クレジットカード
・アメリカン・エキスプレス・カード
・au PAYカード
・クレディセゾン
・JCBグループ
・トヨタファイナンス
・PayPayカード
・楽天カード
・りそなカードなど
他にもたくさんのクレジットカードが対応しています。
QUICPayとクレジットカードを紐づけることで、毎回支払い時に財布からカードを取り出すことがないので便利ですよ。
支払い日や限度額はクレジットカード会社の規定によって違うので、利用ほうほうは今までのクレジットカードと変わりません。
プリペイドカード
QUICPayが利用できるのは、次のようなプリペイドカードです。
・Kyash
・ファミマデジタルワン
・TOYOTA Wallet
・JCBグループなど
プリペイドカードなので、事前に現金をチャージすることでQUICPayで支払いができます。
チャージ残高が不足していると、支払いが完了できないので注意！
クレジットカードだと使いすぎてしまうといった人に、プリペイドカードとQUICPayの紐づけはおすすめですよ。
デビットカード
QUICPayが利用できるのは、次のようなデビットカードです。
・auじぶん銀行
・みずほ銀行
・JCBグループ
残念ながら2024年3月の時点で、QUICPayに紐づけられるデビットカードは3社しかありません。
デビットカードは銀行口座と紐づけて使うため、口座にお金がなければQUICPayの支払いができない仕様です。
使いすぎ防止できますが、まとまった買い物をするときは不便な点も多いので利用目的に合わせて選んでくださいね。
おサイフくんquicpayの変わりになる後払いサービスを使おう
おサイフくんquicpayはサービス終了しましたが、似たような後払いサービスはたくさんあります。
後払いアプリや後払いサービスによって特徴が違うので、自分が使いやすいと思ったサービスを利用してくださいね。
