ある日曜日の夜、突然38度の高熱を出した我が家の生後10ヶ月の赤ちゃん。
熱はよくあるものだし、しばらくすれば治まると翌朝一番で病院を受診しました。
病院では「夏風邪」と診断され、いつもどおり風邪薬を処方され帰宅。
その後も熱は続き、熱冷ましがなかったため再受診したところ、ヒトメタニューモウイルスと診断!
初めて聞く病名に不安になったのもつかの間、さらに大きな病院へ緊急入院と短時間の間に決まりました。
今回は、ヒトメタニューモウイルスで5日間入院した時にどんな治療をしたのか、支払った入院費についてお伝えします。
転院後でヒトメタニューモウイルスと判明!
単なる風邪と思い込んで朝一番で病院を受診。
1回目の受診は胸の音もキレイで喉も赤くないので、単なる風邪でしょうといわれました。
これまでも高熱があっても熱冷ましを1.2回使えば下がり、3日もすれば落ち着いていました。
でも今回だけは、熱冷ましを使ってもまったく下がらない!
1回目の受診で4本あった熱冷ましがたった2日でなくなり、熱はさがるどころか40.2度まで上がっているんです。
これは一大事!とのことで、急いで再受診をしました。
前回と違って胸から少し音がすること、高熱が5日間も続いているとのことでX線検査で胸のレントゲンを取ることになりました。
10ヶ月の我が子は高熱でぐったり・・・、レントゲン取る時は大人2人がかりで押さえつけられたので、さすがに大泣きで暴れてしまいました。無事にレントゲンが取れ、先生と一緒に見てみると、モヤッと白い影が・・・。
肺炎とまではいかないけど、気管支炎を起こしているね。相当苦しいと思うよ、このレントゲンをみれば・・・
しばらく沈黙が続くおじいちゃん先生に、私も一緒にじーっとレントゲンを見つめる。
大きな病院で入院したほうがいいんじゃない?
いいんじゃない?
え、決定権は私なのかな?と「え?」と心の声をもらしてみると、先生が、
自分で鼻をかめない赤ちゃんは痰が詰まりやすく、寝ている時も何度も起きてしまう。痰が出せないと詰まって呼吸困難になることもあるから、入院したほうが早期完治できるよ。
とのこと。
一応、上の子達も居ますが入院はできる環境。
そして以前にもRSウイルスで入院しているので、その時も似たような症状で「入院してよかったな」と思ったので、今回も入院することにしました。
大きな病院の紹介状をもらい、入院セットを準備して出発。
病院につくとすぐ
「血液とヒトメタの検査をしましょう」
そこではじめてヒトメタニューモウイルスという病気を知りました。検査をすると、やっぱりヒトメタで・・・。
この月齢は入院した方がいいと大きな病院の先生もいい、その場で入院が決定しました。
ヒトメタニューモウイルスとは?
おもに3月~6月に多く、1歳~3歳の幼児が感染しやすいんだそうです。
大人でも感染しますが、乳児や幼児・高齢者が感染すると、気管支炎や肺炎などのように重症化してしまうので、注意が必要です。
風邪に症状が似ていて、咳、熱、鼻水がたくさん出ます。インフルエンザのように鼻水などを採取して検査できますが、病院によって検査しないところが多いそうです。
ヒトメタニューモウイルスの治療方法
ウイルス感染なので、特効薬はありません。
治療はとにかく鼻水の吸引や痰を取り除いて、早期改善を目指してあげること。
高熱や喉の痛みで食事が思うように取れないことが多いため、乳児や幼児は入院して点滴治療をします。
ヒトメタニューモウイルスはどんな治療をするのか?
わが子がヒトメタニューモウイルスで入院をしたとき、1週間様子を見ていくと説明されました。
入院してから3日間は点滴や酸素マスクをして、免疫力の弱りを回復させます。
その後、状態を見て良ければ点滴を外したり、酸素マスクを外したりと退院できるように環境を整えていくとのこと。
早ければ4日で退院もできますが、絶対ではないのであまり期待しないようにといわれました。
1週間・・・、RSウイルスの時と治療方法はまったく同じで、痰が気になったら看護師を呼んで吸引してもらうだけ。
点滴で栄養を体に流して、あとは離乳食もミルクも普通に飲めます。
ヒトメタニューモウイルス5日目で退院!
入院時はベッドの上で過ごすのですが、小児科って動物園のオリのような鉄骨造のような作りをした中で寝泊まりします。
わが子が入院した病院は、24時間ママかパパが付き添わなくてはならず、私がずっとつきっきりで看病しました。
RSウイルスの時は寝返り前の入院だったので、柵のない大人用ベッドで寝泊まりでした。
トイレに行く時など、何かと便利だったのですが、小児用ベッドは柵の上げ下ろしが思ったよりも大変!
大部屋を希望したので、夜トイレ行きたい時などは、ガチャンという音が気になり我慢しました。
入院は1週間といわれていましたが、酸素濃度も胸の音も良かったので5日目で退院!
ちなみに点滴と酸素は前日の入院してから4日目で、すべて取れました。
退院日、全国的に猛暑日が続いているとニュースで流れていたので心配でしたが、いざ外へ出てみると爽やかな風が吹いていました。
たった5日間ですが、なにもせずにベッドの上で過ごすって、本当に大変です。
入院して2.3日は子供も体調が悪く、1日の大半を寝て過ごしていました。
回復してくると点滴の線をひっぱったり、酸素から外れてしまったりと、本当に大変です。
でも、この5日間、上の子には申し訳ないのですが、とても密着した時間を過ごせました。
ヒトメタニューモウイルスは完治しても咳は長引く
ヒトメタニューモウイルスは退院しても、ゼーゼーした痰がらみの咳はしばらく続くそうです。治療薬も7日分処方してもらいました。
できるだけ、自宅でも鼻吸い器で吸ってあげて、呼吸をラクにしてあげてくださいとのこと。
さっそく自宅でも鼻水を取ってあげ対応しました。
退院後は2日後に外来で検診して、大丈夫だったら保育園に登園できます。
なんだかんだで今回は1週間、子供の病気で仕事を休みました。
きっと理解ある職場でなければ、解雇ですよね・・・。
退院後、7日分の薬を飲み終わる頃にはゼーゼー咳も治り、元気に登園しています。
ヒトメタニューモウイルスで5日間入院した費用
わが家は10ヶ月目でヒトメタニューモウイルスで入院したので、治療費や入院費の発生はありませんでした。
必要だったお金が、
・パジャマ代
この2つです。
離乳食は大人よりも料金が安いのかなと思いましたが、しっかり大人料金で徴収されていました。
ですよね・・・、作るの大変ですもんね。材料費かかりますもんね。仕方ないことです。
ヒトメタニューモウイルス5日間の入院で、トータル5,000円ちょっとでした。
入院中、子供が加入している医療保険へ連絡し、保険の手続きもしていたので、1週間後に25,000円が振り込まれました。RSウイルスで入院した時、保険未加入だったので退院後にもしもな時を考えて、即効で医療保険に入ったんです。
月々1,000円の保険料で1日5,000円おりてくるヤツ。全体的に黒字になった入院費用、やっぱり医療保険に加入しておくってだいじですね!
まとめ
はじめて感染したヒトメタニューモウイルス。5日間の入院をしましたが、わが子につけられた正式な病名は気管支炎ヒトメタニューモウイルスだそうです。
保育園など集団生活をしていると、かならず1回は病気をもらいます。わが家は生後10ヶ月ですでに2回の入院を経験していますが、病気をすることで免疫が少しずつついて、体も強くなっていくそうです。