妊娠初期は流産の確率が高いといいますが、1人目を妊娠した当時の私は「自分は大丈夫!」と思っていました。
今まで私は流産を5回経験しています。すべて妊娠初期(妊娠12週未満)でした。
心の中では大丈夫と思っていても、少量の出血量でも「妊娠初期…また流産かも」と不安と悲しみで頭の中がいっぱいな毎日でした。
何度もトイレに行って出血確認。ティッシュに血がついていると、モヤモヤとした不安に襲われます。
出血すると流産という言葉が頭を過るため、妊娠のたびに少量の出血もビクビクしていました。同じような悩みを抱えるママも多いと思うので、私が体験した流産の状況をお伝えします。
流産の出血量はどれくらい?受診の目安とは
流産の出血量:ティッシュに少量の血がつく
・生理の終わりかけのような量
・おりものに血が混ざっている
このような状況の時、私が通っていた産婦人科の医師は「今すぐ受診する必要はありません」と言っていました。
妊娠中の出血は流産だけではないため、必ずしも出血したらといって「危険性が高い」とは限りませんよ。
妊娠初期の出血は、着床出血の可能性もあります。
・女性ホルモンの分泌量が変化した時に起こる
いずれかが原因で出血することが多いのです。大量出血というより、少量の出血なので安静にしていると落ち着くことがほとんどです。
流産の出血量:ティッシュに大量の血がつく
・数時間でナプキン交換が必要な出血量
・出血の他に腹痛や腰の痛みを感じる
このような状況の時、私のかかりつけ医では「今すぐ受診に来れますか?」と聞かれました。つまり、緊急性が高く一度診察しないと流産なのか判断できないということです。
土日祝日で病院がお休みでも入院病棟の方で電話対応できるので、すぐに連絡しましょう。
大量出血に加えて腹痛などの症状がある時は救急で診察してもらえ、状況を見てこれからの生活をどうするべきか医師からアドバイスがあります。
・止血剤を服用して様子を見る
・緊急入院で経過か観察をするなど
妊娠中の大量出血はとても緊迫した状況になりますが、それでも赤ちゃんが頑張って大きくなり出産したママもたくさんいます。
私も妊娠10週の時に生理2日目のような出血がありました。下腹部がチクチクと痛みもあったため、自宅でトイレ以外は立ち歩かない絶対安静の指示。翌日も受診するように言われました。
流産は出血量に関係なく起こる可能性あり!
化学流産、稽留流産、完全流産など、流産の種類のほぼ全部を経験した私ですが、出血したら必ず流産するとは限らないと思いました。
実際に2・3番目を妊娠した時、妊娠12週あたりまで出血が続いていました。しかも鮮血&子宮の痛みあり!
出血中はとにかく毎日が不安で、トイレに行きたくないのに何度も出血の確認に行きました。出血を見る度に不安に襲われ、安静にしている間もズキズキとたまに痛む子宮…1日がとても長く早く次の健診が来ないかと思っていました。
経膣エコーで赤ちゃんの心拍を確認すると、その日はものすごく安心して過ごせます。でもまた次の日になると、出血を見るたびに不安になり、次の定期検診の前に自費で受診したこともあります。
出血が不安で病院を訪れるのは、決して悪いことではありませんよ。不安なら定期検診とは別に、また受診してくださいね。
出血量が多いと流産しないか不安です。
出血をしたから必ずしも流産につながるとはいえず、もしかすれば経膣エコーによる出血などもあります。今はとにかく自宅では安静にして、出血量が多くなったらまた受診してください。
病院で受診することは悪いことではないけど、そこまで行くのに動いたりするため、体にとって負担をかけてしまうこともあります。病院に行くタイミングは、出血量をみて判断するのがいいみたいですね。
流産?出血量が多くて止まらない!いつまで続くと危険か
私が経験した流産の出血は、次のどちらかでした。
・生理真っ只中のようにダラダラ続く出血
そして妊娠初期に起こる切迫流産は、生理の終わりかけのような少量の出血から始まり多量の鮮血が続きました。
出血していても心拍の確認ができているなら切迫流産と診断されます。切迫流産は流産する一歩手前ですが、出血したからといって必ず流産するとは限りません。
とはいえ、出血すると「流産しているのかな・・・」とものすごい恐怖心に襲われますよね。私も妊娠するたびに同じ思いでした。
出血量が多くて「流産かも」と不安になり、産婦人科へ電話して相談もしました。
出血の量と色からして、今は安静にしていて下さい。明日、気になるようでしたら受診してくださいね。
私の不安とは裏腹、かかりつけ医ではあっさりな対応もしばしばあります。でも医師はさまざまな患者を診察しています。状況を聞いて今できる対策のアドバイスをしてくれるので、医師からの一言が聞けただけで安心感が高まりました。
出血量が多い時は迷わずかかりつけ医に電話相談を!いつまで続くと危険かは個人差があります。自己判断は絶対に後悔するので、悩んだ時は電話や受診をおすすめします。
生理のようなダラダラ出血は要注意!
私が切迫流産と診断された時、茶色い出血から始まって少しずつ鮮血に変わっていきました。血の色が褐色から鮮血に変わると同時に、出血量も増えていきます。
ティッシュで拭けば止まる程度なら切迫流産の可能性がありますが、生理2日目のような大量出血は危険です。
生理2日目のような出血量になり、あまりにも不安で病院へ電話しました。すると…
できるだけ、今すぐ来てください!!
とのこと。急いで病院へ行きました。
運良く赤ちゃんの心拍を確認できたので、ホッとしたのを覚えています。受診中も出血が止まらないため、止血剤を処方してもらいました。
「大丈夫だろう」と仕事や家事などで忙しくても、急いで病院へ連絡してどうすれば良いのか確認してください。
流産は出血量や色などの状況でわかるの?
妊娠中はさまざまなトラブルは付き物です。初めての妊娠や流産を経験すると、出血は気が来じゃありません!
何度か流産を経験して、今まで4人の産婦人科医にお世話になったためか、流産は出血量や出血の色でどんな状況なのかある程度判断することができるようになりました。
私が産婦人科医から聞いたことをお伝えします。
茶色い出血の場合
いわゆる「茶オリ」といわれる出血で、色は褐色(黒ずんだ茶色)の出血です。
茶色い出血は以前に体内で出血して溜まった古い血です。現在進行系ではないため、大きな心配はありませんよ。
しばらくすると茶色い出血は収まることも多く、お腹の張りやその後に鮮血に変わるなどしなければ、特に問題なく過ごすことが出来ます。
鮮血の場合
鮮血とは、出血したばかりの濃い赤色です。妊娠中に鮮血がある時は、現在進行中の症状から出血が引き起こっています。
ピンク色または真っ赤な出血が起こる量にもよりますが、赤ちゃんの心拍や成長が確認できると「切迫流産」と判断されます。
赤ちゃんの心拍が確認できないや前回から身長が成長していないと「流産」と診断されます。鮮血が出たからといって、必ず流産ではありませんが注意が必要です。
2人目妊娠中、鮮血がありました。とても不安でしたが、自宅安静をしながら無事に出産できました。
流産は出血量に関係なく起こることもある?
「流産=出血」と強いイメージがありますが、実際は切迫流産や流産でも出血なしのケースもあります。
私は出血をしていないのに妊婦健診で突然「心拍が確認できない」といわれました。
前回は心臓がピクピク動いていたのに…。診察台の上で、頭が真っ白になり涙が止まらなかったのを覚えています。
妊娠したママの5人に1人が切迫流産の経験ありといわれる今。私のように、出血だけが流産へつながるとは限らないようです。
流産は出血量で判断できない!他の症状とは
妊娠中に出血はないけど、こんな経験はありませんか?
・腹痛
・子宮周辺がチクチクする
・赤ちゃんの心拍数が弱い
お腹にドーンと鈍痛を感じ、しばらく安静にしていると何事もなかったかのように戻った。実際に経験したことがあるのですが、出血もなかったため安静にして妊婦健診まで過ごしていました。
出血もなくいつもと変わらない妊婦健診へ。すると医師から、思いも寄らない言葉をかけられたのです。
切迫流産の疑いがありますね。
…。え?!切迫流産ですか。
切迫流産は必ずしも出血が起こるとは限らないことを経験しました。
切迫流産と診断後、入院するほどの状況ではなかったため、自宅でしばらくは絶対安静の指示を出されました。違和感を感じたら早めに病院へ電話して、今後の対応を聞いておくと安心です。
まとめ
妊娠中、出血量が多いと「流産かも!」とドキドキしますよね。出血量や色である程度、現在のお腹の赤ちゃんの状況がわかるとはいえ、素人判断での行動は大変危険です。
少しでも不安がある時は早めにかかりつけ医に電話連絡して、今すぐ受診が必要なのか判断してもらうことをおすすめします。