切迫早産をこれまで経験してないから、二人目も安心ってことはありません。
二人目で初めて切迫早産と診断され、自宅安静や状態によっては入院といわれ驚いているママも多いんです。
ここで気になるのが上の子、そして家の中のことですよね。
切迫早産の習慣性や、二人目で初めて安静指示が出たときにどう過ごすべきかを紹介します。
一人目が切迫早産!もしかして二人目も同じ?
切迫早産の確率は約15%、そしてうち5%が早産となり未熟児出産を経験しています。
とても確率的に低く感じますが、実は多くのママが軽度は違えど経験者が多いのです。
一人目を妊娠し、順調に妊娠ライフを送っていたら突然「切迫早産」と診断。
自宅安静や入院で出産まで無事に乗り越えたけど、二人目も同じとなると妊娠するのが少し怖い気持ちになってしまいますよね。
切迫早産になった原因ってほとんどがわからないのですが、子宮頸管無力症や絨毛膜羊膜炎など、母体や子宮側で起こる症状なら二人目ももしかすると切迫早産となる確率は高くなります。
とくに子宮頸管無力症は、勝手に子宮口が開いてしまい正期産の前に羊水膜などが出てしまい、早産となってしまうことがあります。原因はさまざまありますが、元々の子宮頸管が短かったり体質が子宮頸管を閉じる強さが低いなどあります。
このような症状が見つかった場合、正期産のになるまで子宮口を縛る手術をし妊娠継続の経過を見ます。
もし一人目がこの症状だった場合、二人目も同じ手術で様子を見ることが多いです。
二人目の切迫早産で不安
いつもの妊婦検診だったはずなのに、突然「今から入院してもらいます。」と切迫早産の診断はよくある話しです。
“今から入院”となると、家庭のさまざまなことが心配になりますよね。
入院中の家庭内をどのようにすればいいのか、今、入院といわれても大丈夫なように心の準備をしておきませんか。
■上の子のお世話
保育園や幼稚園への送り迎え、学校で自宅へまっすぐ帰ってくる上の子。
これまでママがお世話していたのが全く出来なくなると、家族中がパニックになります。
事前に切迫早産になったらどうするのか、妊娠した時点で入院の可能性もあることを視野に入れて夫と話し合っておきましょう。
両親などへお願いできるなら、入院中の間だけ来てもらったり、小学生なら放課後教室や児童館など一時的に利用できるか調べておくと安心です。
■家族の食事
ママが料理をしていた家庭は、突然の入院となると残された家族は食べ物に困ってしまいます。
夫が仕事帰りに惣菜など買える環境なら問題ありませんね。
しかし買い物ができない状況の場合なら、一時的に食事の宅配サービスを活用する方法もあります。
注文はスマホから手軽に行なえ、留守でも玄関先へ留置ボックスなどで保管してもらえるので、家族の栄養面も安心できます。
■入院の準備
妊娠中はいつ、どんなトラブルが起こるかわかりません!
いつなにが起きてもいいように、入院セットは作っておきましょう。
切迫早産で入院といわれるのは、いつもの妊婦健診などなにもないと思っていたときに突然いわれることが多いです。
車で健診へ行っているなら、つねに入院セットを積んでおく。
玄関先の誰でもわかる場所へ置いておくなど、「入院です。」といわれたすぐに用意できるようにしましょう。
■入院費用
切迫早産の入院費用は、一日1万円と覚えておくと早いです。
お腹の張りを抑える点滴を24時間行なったり出血を抑える薬を飲んだり、とにかく今、出産しないように処置されます。
張り止めの薬など、保険適用外となってしまうものもあります。
処置の方法によって料金は異なりますが、切迫早産と病名がつくので任意の生命保険へ加入していれば後から保険がおりてきます。
一時的に支払いをしなくてはいけませんが、多くが生命保険で賄うことができます。
■退院の時期
切迫早産で入院となると、初めの診察で4週間の入院など説明があります。
残念ですが1週間だけ入院など、あまり短期間で退院できることはありません。
そのため、入院といわれたらある程度の覚悟が必要です。
24時間、点滴を繋いでいる間は退院は行えないと思ったほうがいいです。
張り止め点滴から服薬に切り替わって少ししたら退院の日時が伝えられることが多いので、一つの目安に薬の切り替えを意識しましょう。
長い入院生活になるため、多くのママは飽きてしまいます。
一ヶ月単位となることも多いですが、妊娠7ヶ月で出産してしまうと赤ちゃんの成長がまだ未熟のため、NICUへ入院などとても辛い思いをしてしまいます。
入院生活には終わりがあるので、出来るだけ長く赤ちゃんにお腹で過ごしてもらうために頑張りましょうね。