赤ちゃんの耳垢、見たことありますか?一度、耳の中を覗いてみるとびっくりすると思います。
え!耳穴がふさがりかけている!!
これが生後8カ月になったわが子の耳を見た感想です。「どうなってるんだ、この耳穴は!」と思うほど、ものすごい量の耳垢に思わず絶句。
そして家族一同で、赤ちゃんの耳垢を見学するという状況となりました。
今回は、赤ちゃんの耳垢がごっそり詰まっている話についてご紹介します。
赤ちゃんの耳垢は自分で取るべきなのか、何ヶ月から耳鼻科で見てもらえるのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
赤ちゃんの耳垢を見てビックリ!茶色の大きい塊がごっそり
ある日、母乳を飲ませているとき、
なにか臭う・・・
という部分から始まりました。
まるで雑巾を絞ったようなニオイが、プンプンと漂っていました。
母乳パットからしているのかな?洋服の生乾きかな?
このときは「まさか、赤ちゃんの耳からの異臭」なんて、想像もつきませんでした。
それから数ヶ月、そこまで気にするほど臭いを感じず、たまにプ~ンと漂う程度だったので気にせず過ごしていたのです。母乳を飲ませているとき、何気なく耳の中を覗いてみると
あれ、耳穴が見えない・・・ライト、ライト!
\\ピカッ//
え、えー!全部耳垢じゃん(・・;)
あまりの衝撃に、耳穴を塞ぐように詰まった耳垢を鑑賞し続けてしまいました。
赤ちゃんの耳垢は大人より溜まりやすい理由
耳垢ってどうしてできるんだろう・・・、と疑問に思ったことありませんか?
耳垢は、
・耳に侵入したホコリなど
こういった物質が混ざって、耳の中に耳垢として塊ができるんだそうです。
耳垢は大人だけではなくて、生まれた瞬間から作られていきます。赤ちゃんは大人よりも新陳代謝がいいので、古い角質が剥がれやすく耳垢がたまりやすいのです。
わが家の赤ちゃんは耳垢が溜まっているとこんなサインをする
赤ちゃんの耳掃除、やったことがない人の方が多いと思います。わが家も生後数ヶ月間は、赤ちゃんの耳掃除は必要ないと思っていました。耳垢を気にしたことがなかったのですが、わが家の赤ちゃんは「耳垢が詰まっている」と何気ないサインで教えてくれます。
・耳穴に指を入れる
・耳たぶをぶるんぶるんと触る
とにかく耳を集中して触るんです。とくに三番目が仕切りに耳ばかり触るので、この子クセなのかと思っていました。
赤ちゃんの耳垢の掃除方法
赤ちゃんの耳を覗くと、びっくりするくらい大きな塊が・・・。小さな耳穴で動き回る赤ちゃん、大人のような耳掃除は大変危険です。
助産師さんから退院指導のときに
赤ちゃんの耳掃除は入り口を綿棒でコソコソする程度でいいよ
といわれていました。それを思い出しベビー綿棒で軽くこすってみると、黄色い耳垢がごっそり!
入り口だけでも結構耳垢が取れるので、赤ちゃんもさっぱりするのでしょうね。耳掃除をした後はしばらく耳を触るクセがなくなりました。
赤ちゃんの耳垢掃除を耳鼻科でしてもらえる月齢
赤ちゃんの耳掃除は、自宅で行うのはちょっと大変です。しかも、あの大きな塊はなかなか取り切れないので、専門医の耳鼻科を受診するのが一番安心と言えますね。
わが家では、よく耳鼻科で耳垢掃除のお願いをするのですが、最初に受診したのは生後8ヶ月あたりでした。耳鼻科によって耳垢除去ができる月齢が異なると思いますが、看護師などが数人で手や頭を押さえてくれるので、しっかり固定されている中で耳掃除をしてもらえます。
耳鼻科に行く前に、
赤ちゃんの耳垢掃除って何ヶ月からやってもらえますか?
と聞いておくと安心ですね。
赤ちゃんの耳垢が黄色・茶色・白色なのはなぜ?
赤ちゃんの耳垢、黄色や茶色、白色など少しカラフルなんです。実は、耳垢の色で健康状態がわかるとテレビで見たことがあるのですが、これは赤ちゃんも同じなんでしょうね。
茶色:たくさん汗をかいたり不安な状態
白色:健康。一般的な耳垢
どの色も、それほど悪い健康状態ではなさそうですが、血が混ざっていたり真っ黒だったりするときは少し注意が必要みたいです。
片方の耳垢だけが多いこともある
わが家の赤ちゃん、なぜか左だけ耳垢が多いんですよね。上の子たちの耳垢を見ても、左右で量が違います。不思議に思い耳鼻科で聞いてみたところ、
汗の量とか関係しているからね。あまり気にすることはないよ。
耳垢は耳の中の古い皮膚が剥がれ落ちた物や、外部からのホコリや汗などが混ざったものなので、耳垢が左右で違うのは当然のことですよね。
耳垢がカサカサして取れない
基本的にわが家の赤ちゃんは、耳垢がベタベタしています。湿っぽい耳垢は、よくワキガと聞きますが、赤ちゃんの場合は関係ないのかな・・・。まだワキガのニオイはしませんし^^;
ただ、1歳あたりになってくると耳垢がカサカサとしていて、取りづらいんですよね。どうやら、このカサカサした耳垢も異常ではなく正常らしいです。
耳垢詰まりに要注意!赤ちゃんでも耳垢栓塞になる
耳垢栓塞という言葉を聞いたことありますか?
わが家の1番目がこの症状を体験したのですが、耳垢栓塞は耳垢が大量に耳穴(外耳道)に詰まった状態をいいます。
本来なら耳垢って自然に出てくるものなのですが、あまりにも量が多すぎると自然に出てこれず、耳の穴で固まってしまうこともあるそうです。
耳垢栓塞になると、
・ボーっとする
・耳に違和感がある
・耳がかゆい
などの症状が起こりやすくなります。
わが家の一番目は、
耳が聞こえづらい
と、耳垢栓塞と診断される前から言っていました。耳の中を見ると、耳穴にドアがついているかのように、ピタッと耳垢が塞がっていたんです!
びっくりして耳鼻科を受診すると「耳垢栓塞」と診断されました。当時3歳でした。
赤ちゃんでも耳垢栓塞にはなる!
実は耳垢栓塞は、幼児期だけではなく赤ちゃんも大人もなる可能性がある症状のひとつだそうです。とくに、耳掃除がなかなかできない赤ちゃんはなりやすいといわれており、定期的に耳の中を見てあげて、詰まりそうだったら耳鼻科を受診するのが早期予防につながります。
耳垢栓塞の治療は赤ちゃんにとって大変だと思った
1番目が耳垢栓塞で治療をしたとき、まず前日から耳垢を柔らかくする液体の薬を、耳の中に数滴入れてしばらく放置することからスタートします。
わが家の場合、耳垢の塊が相当ひどかったのか
薬を入れてから5分間、液垂れしないようにじっとさせてね。これを数時間おきに繰り返してね。
といわれました。当時3歳だった1番目は、わりとお利口さんだったので5分間ジッと横たわってくれました。
翌日、病院で耳垢の状況を確認してから、耳垢をすべて取り除くお掃除が始まりました。耳の中から「これでもか!」ってくらい出てくるのには少し驚きです。
耳掃除のときは体を動かしてはいけないので、赤ちゃんには絶対にできないだろうなと思います。
まとめ
わが家の子供たちは、生後8ヶ月あたりに耳鼻科デビューしています。赤ちゃんの耳穴はとても狭く、ベビー綿棒だけではあの大きな耳垢の塊は取れません。
無理に取ろうとすると、奥へ奥へと入っていき耳垢栓塞にもなりかねないため、専門医で耳垢掃除するのが一番安心安心です。