切迫早産と診断されて、これからどうなるのか心配じゃありませんか?
無事に出産することが出来るのか、突然いわれた今日からの入院。
期間はどれくらい、費用はどれくらい、家族の事はどうすれば良いのかなど。
切迫早産で入院になったときの不安をまとめてみました。
切迫早産と診断されたけど出産出来る?
出来ます!
切迫早産とは早産になりかけてる状態の事を言います。
正期産である妊娠37週未満で出産すると、早産と呼ばれます。
妊娠37週未満で産まれると、まだ赤ちゃんの機能が未発達の状態となるため、出来るだけ長くお腹の中に居てもらうために入院したり自宅安静の指示があります。
切迫早産だから無事に出産出来ないということはないので、まずは医師の指示に従いましょう。
切迫早産の治療や手術はどんなことするの?
切迫早産と診断されたら、まず子宮収縮を収めるためにお腹の張りを抑える治療薬が処方されます。
子宮口の開く大きさによっては、その場で入院となることもあり、処方薬ではなくお腹の張りを抑える点滴をします。
治療と言っても特別何かをするわけではなく、そのまま様子を見ます。
自宅安静の指示があるなら、家事や仕事をせずに布団の上で一日を過ごし、極力立って歩かないことを言われます。
入院するとなったら、赤ちゃんの様子を観察するために、お腹にモニターを付けてノンストレステストを行います。(ノンストレステスト:赤ちゃんの心拍を調べる装置)
もし子宮頸管が勝手に開いてしまう子宮頸管無力症と診断されたら、マクドナルド法やシロッカー法の手術を用いて出産出来る時期まで過ごします。
具体的には勝手に開く子宮頸管を糸で縛ってしまうという手術です。
正期産である妊娠37週が過ぎると、今度は抜糸を行いいつ生まれてもいいように準備をします。
切迫早産の入院期間はどのくらい?
もし、切迫早産で入院をしなくてはいけなくなったら。
二泊三日など短期間ではなく、切迫早産の場合、1周間単位で入院することになります。
多くが「3週間、入院期間にしますね。」など、診断されてから今日から入院といわれると決まって長期間になります。
初めての出産、夫は一人暮らしで家事や炊事がなれている、そして専業主婦で長期間の入院でも大丈夫となれば、即入院の決断が出来ますが、それ以外なら即断することが出来ません。
入院宣告を受けてから、まずは家族と相談となるのが一般的です。
これまでの妊娠生活でとくにトラブルもなく過ごしていたのに、いつもの定期検診で突然「今日から3週間の入院です。」っていわれることも珍しくありません。
決して短い期間ではないので、定期検診では何が起こるかわからないということも少し頭に入れておいたほうがいいかもしれませんね。
そしていつどんな時にも対応できるように、どうすれば良いのかを妊娠した時点で家族で話し合いはしておいた方が良いと思います。
たとえば上の子は実家に預ける、自宅に残された家族の食事は夫が作るなど。
入院期間がお腹の赤ちゃん次第により、短くなることもあれば長くなることもあります。
でも永遠ではなく、正期産になれば退院しなくてはいけないので、終わりがある入院期間である事も忘れないようにしましょうね。
切迫早産 入院 準備
突然の入院に心の整理が出来ないママも多いと思いますが、入院中に必要なものはほとんどありません。
・歯ブラシ/コップ
・パジャマ
・バスタオル
・箸/マグカップ
最低限、これだけで十分です。
一日中、ベッドの上で寝て過ごすため立って歩くことはほとんど出来ません。
そして入院なのでパジャマで過ごします。
入院に必要な物は病院によって違うので、まずは入院といわれたら何が必要なのか確認しましょう。
自宅へ戻らず定期検診のまま、入院となるケースが多いのですが、家族にお見舞いに来てもらう時に必要な物を持ってきてもらう程度でも十分間に合います。
入院生活は長くなりますが、あれこれ物を部屋に持ち込んでしまうと、退院する時に大変になります。
切迫早産 入院費
切迫早産は週単位での入院が多く、1ヶ月間や3ヶ月間の入院生活も少なくありません。
気になるのが入院費用ですが、妊娠は病気ではないので支払いは全て自己負担です。
ですが切迫早産と診断名がついての入院は、点滴などの投薬代は保険適用となります。
差額ベッド代や食事代、投薬代など全て合わせると、一日1万円ほどの計算になることが多いです。
入院中のベッド差額代や食事代、治療代などは自由診療によるため、一定額ではありません。
病院によって価格設定が違うので、入院といわれたら事務の方へ一日あたりの入院費用について聞いてみましょう。
同じような質問をするママが多いので、とても細かく説明をしてくれますよ。
そしてどうしても長い入院生活となるため、支払い請求も高額となってしまいます。
事前に手続きをすることで、窓口負担を軽減できる高額医療費の手続方法なども親切に教えてくれます。
あまりわからない制度や支払いに関するお得な工夫などもアドバイスしてくれますので、まずは相談しましょう。
切迫早産の入院はストレスが溜まりやすい!4つのお手軽解消法
切迫早産の入院は、とにかく時間が長く感じます。
一日中、ベッドの上で過ごし赤ちゃんが今生まれないための治療を行います。
無理に動くと子宮口が開いてしまい、破水などの心配があります。
このような事から、入院中のママはストレスを感じやすくなります。
お見舞いに来て欲しいけど、仕事などが忙しくて頻繁に顔を出せないパパも、出来るだけ相談相手に乗ってあげましょう。
ここで入院中のストレスを解消するため、そして長い一日を早く感じるためのアドバイスを紹介したいと思います。
●読みたかった本を読む
一人の時間はたっぷりあるので、この時間を思いっきり読書の時間にしませんか?
読みたい本は夫や家族へお願いし、図書館で借りたり本屋で買ってきてもらったりしましょう。
入院する病院によっては、貸出の本などもありますので看護師さんへ相談してみるのもおすすめです。
●ゲームを楽しむ
一日中、ゲームをするって普段は絶対に出来ないこと!
しかも横になりながらずっと好きなだけゲームが出来るので、スマホや携帯の充電器は絶対必需品です。
●オンライン映画を楽しむ
ポータブルDVDも良いですが、パソコンがあればオンライン映画を楽しむことが出来ます。
月々2,000円以内で、1万作以上の海外・国内映画やドラマを楽しむことが出来ます。
サービスによってはマンガなども一緒に読めたりと、とにかく一日を早く感じることが出来るので、ストレス解消になりますよ。
周囲の事を気にかけ、イヤホンで視聴するようにしましょうね。
●横になりながら簡単な仕事をしてみる
入院しながら仕事が出来る時代です!
パソコンやスマホなどから、わずか1分で出来る仕事などもあります。
アンケート回答や簡単な日記を書く仕事など、入院中に手軽にお小遣い稼ぎを初めてみませんか。
切迫早産なのに旦那が協力的でない
切迫早産と診断され、胸騒ぎがしないママはいません!
でも旦那に伝えてみると「そうなの、大丈夫?」と軽い返事で終わるケースが多いんです。
それほど大事とは思わない男性も多く、「静かにしてれば大丈夫でしょ」程度にしか考えていない方ばかり。
旦那が協力的でないから、今まで通り家事も育児もする。
これはとっても危険です。
本当なら、切迫早産と診断されたら入院してゆっくりするのが一番なのですが、上の子のお世話や家庭の事が心配で3割り近くのママは自宅で絶対安静のお願いをします。
状態により自宅で絶対安静で許可が出る事もあるのですが、絶対安静の意味はしっかり理解しておく必要があります。
【絶対安静】トイレ以外は立ってはいけない。
赤ちゃんがいつ生まれてもおかしくない状況には変わりなく、自宅でも入院中と同じ生活を送る必要があります。
洗濯する、干す、トイレ掃除する、布団上げ下ろし、上の子の送り迎えはもちろん、ご飯の準備などもすることが出来ません。
というか、絶対にしてはいけません。
無理をすることで赤ちゃんが下へ降りてきて、早産に繋がってしまうケースもあります。
でも旦那ってこの状況が全くわかっておらず、「一日中、寝て過ごしてズルい」という感覚に取っていることがあるんです。
切迫早産と診断され、自宅安静でどう過ごすべきかを旦那と一緒に医師に聞くようにしましょう。
時間がなければ絶対安静の意味を、ネットや本を使って教えましょう。
何も出来ない状況でありますが、洗濯は宅配クリーニング。
ご飯は宅配サービスで夕食など配達してもらうなど、サービス活用することで乗り切ることが出来ます。
そして出来る範囲で旦那には家事のお願いをしましょう。
休みの日にまとめて洗濯でもいいですので、行なってくれたら感謝の言葉も忘れずに!
褒められて悪い気分がする人はいません。むしろ“もっとやろう!”という気持ちが高まる可能性がありますよ。