「妊娠中で便秘、出そうで出ないのがつらい」
「妊婦の便秘対策で一番いいんはどれ?」
「妊婦の便秘解消で即効性がある方法を知りたい!」
こんな悩みを抱えていませんか?
私は妊娠中、酷いときは10日くらい便通がありませんでした。
妊娠後期にかけて酷くなる便秘。お腹がパンパンで本当に苦しかったです。
そこで今回は、私が試した妊婦の便秘解消法とその結果について、詳しくお伝えします。
※前置き不要「妊婦の便秘が心配!」という人は、「妊婦の便秘解消をあれこれやってみた結果」をクリックするとすぐ確認できますよ!
妊娠中の便秘「出そうで出ない」がつらすぎる
妊婦の便秘、解消方法が見つからず悩みが増える日々。
妊娠初期は毎日快便だったのに、妊娠中期からじわじわ便秘に悩みました。
初めは2日に1回、妊娠6ヶ月頃になると、1週間に1回は当たり前。
そして、子宮頸管が短いと診断された妊娠7ヶ月ころ。臨月(妊娠36週目以降)までの切迫早産の時期は、10日に1回しか出ない日もありました。
妊娠中の便秘で腹痛になった話は別ページで詳しく書きましたが、出そうで出ないモヤモヤとした状態が、とてもつらかったです。
私が妊婦の便秘解消できなかった理由
ネットを見ると、妊婦の便秘解消法がたくさん紹介されているのに、私のお通じが改善されなかったのには理由があります。
それは、思いっきりいきむことへの恐怖心です。
思いっきりいきむことで、妊婦の便秘解消よりも、もっと不安なことが起こるのではないかと恐怖心でいっぱいでした。
・赤ちゃんが出てこないか
・お腹の張りが強くならないか
・おりものの量が増えないか
・今より子宮頸管が短くならないか
・出血しないか など
妊娠中の便秘って、出そうで出ない日って多くありませんか?
あと少しいきむと、ポンって出そうな感覚。
でも、いきむ力加減によって、妊娠トラブルに発展したら怖いという気持ちから、むやみに腹圧をかけられませんでした。
妊婦の便秘解消の前に起きた!まさかの痔
自然なお通じを目指して、さまざまな方法で妊婦の便秘解消をしていました。
どうやら、いきむ回数が多かったのか、便秘どころか「痔」になってしまいました。
お尻になにか挟まっている違和感。
恥ずかしい話、挟まっているものが便なのかと思っていました。
妊婦健診で看護師にお尻の違和感を伝えたところ、医師が診察中に診てくれました。
診断結果は「痔」。
妊婦は便秘解消法も大切ですが、痔にもなりやすいので気をつけてくださいね。
私の周りには、妊婦の便秘解消に悩む人がたくさんいましたが、痔について相談されたことがありません。
幸い、私の痔は軽いものだったので、塗り薬で様子を見ることにしました。結果、大事に至らず、手術することなく完治しました。
痔は治りましたが、妊婦の便秘解消は、一向によくなる気配がありません。
妊婦の便秘解消をあれこれやってみた結果
妊婦の便秘解消ってさまざまな方法があるけど…
「実際、どれが効果あるの?」
「できるだけ即効性のある方法が知りたい」
って思いますよね。
そこで、妊娠後期に約10日間の便秘で何度も苦しんだ私が、実際に試した方法と結果をお伝えします。
私が紹介する以外にも、妊婦の便秘解消はあります。また、効果は個人差があるので、参考程度に見てもらえるとうれしいです。
飲み物を積極的に取る
妊婦の便秘解消のために、飲み物を積極的に取ったおかげか、便が柔らかくなり対策前よりはお通じが良かったです。
医師にも、「妊婦の便秘解消には飲み物を積極的に取るのがいい」と教えてもらいました。
ただ、飲み物なら何でもOKというわけではないようです。
カフェインやタンニンを含む飲み物は、逆に便秘が酷くなる可能性があるのでおすすめしません。
医師や看護師さんにアドバイスをいただいた通り、妊婦の便秘解消のために、飲み物を飲むことを意識しました。
・寝起きに白湯を飲む
・基本の飲み物は玄米茶
・便が硬いときは炭酸水
・ご飯と一緒に野菜ジュース
・間食に乳酸菌飲料やホットミルク
医師に確認したところ、オリゴ糖は妊娠中でもOKといわれました。
無味無臭のオリゴ糖は、飲み物や食べ物に混ぜて一緒に摂取できるので、私は相性が良かったです。
また、便秘解消には冷たい飲み物が腸を活性化するので良いと聞きますが、妊婦は冷えが大敵なので、できるだけ温かい飲み物にしました。
食物繊維の多い食べ物
食物繊維の多い食べ物も、妊婦の便秘解消にはなかなか良かったです。
基本的に食物繊維の多い食べ物を選び、妊婦の便秘解消を目指しました。
・海藻類
・きのこ類
・果物
・根菜類など
食物繊維の多い食べ物について調べてみると、果物や根菜類には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があることがわかりました。
種類 | 特徴 | 食べ物例 |
水溶性食物繊維 | ・水に溶けやすい ・便を柔らかくする | ・昆布/わかめ ・キャベツ ・里芋など |
不溶性食物繊維 | ・水に溶けにくい ・便の量を増やす | ・きのこ類 ・ごぼう ・大豆など |
特徴が違う2種類の食物繊維を摂ることで、カチカチの便を柔らかくして、量が足りずに排出できなかった便秘を解消できるのです。
私が妊婦の便秘解消によかった食べ物は、ダノンビオのヨーグルトでした。
ヨーグルトの中にレーズン(干しぶどう)を入れて、一日放置して食べると、より便通がよく感じました。
運動やストレッチをする
妊婦の便秘解消に、体を少しでも動かすことって大切だなと実感しました。
二人目を妊娠中、食べつわりだったためか、体重増加の注意を受けました。体重が増えないように散歩をしたのですが、体を動かしたおかげかトイレに行く回数が増えたのです。
三人目を妊娠中、切迫早産でほぼ3ヶ月以上、体を動かさない時期はひどい便秘でした。
運動やストレッチなどをして、体を動かすことで腸の動きが活発になるといいますが、改めて本当なんだなって思いました。
切迫流産や切迫早産など、妊娠トラブルで安静にしているなら別ですが、健康なら妊婦の便秘解消のために運動はとても大切ですよ。
お腹のマッサージ
助産師に聞いた便秘解消術が、お腹のマッサージをすることです。
おへそを中心に「の」を描くように、手のひらでクルクルとマッサージすると便秘解消につながるそうですが…。
私はあまり効果を実感できませんでした。
お腹のマッサージをすることで、じんわりと温かくなるので、まったく何もしないよりはいいのかなと思います。
妊娠中の便秘で、出そうで出ないときなどにも役立ちそうですね。
便秘に効くすツボ押し
妊婦の便秘解消に、即効性のあるツボという情報を育児本で見つけました。
ツボ | 場所と効果 |
天枢 (てんすう) | ・おへそから指3本分外側の左右にあるツボ ・腸の蠕動運動を促進する効果が期待できる |
大巨 (だいこ) | ・天枢の指3本下にあるツボ ・腸の血行を促進する効果が期待できる |
大腸兪 (だいちょうゆ) | ・背骨の左右の腸骨の上にあるツボ ・大腸の働きを整える効果が期待できる |
合谷 (ごうこく) | ・親指と人差し指の付け根にあるツボ ・全身に効果が期待できる |
内関 (ないかん) | ・手首の裏側、親指側の骨と骨の間にあるツボ ・胃腸の働きを整える効果が期待できる |
三陰交 (さんいんこう) | ・内くるぶしから指幅4本分上にあるツボ ・下半身全体の血行を促進する効果が期待できる |
妊婦の便秘解消にいいツボが、たくさんあることがわかりました。
私がやってみたのは「内関」というツボです。ちなみに、つわりにもいいみたいです!
ツボを押してみましたが、残念ながら便秘解消の即効性はありませんでした。
そもそも、ツボの位置があっているのかもわからず、どれくらいで効き目があるのかもナゾ。
やり続けることで便秘解消のために体が改善されると思うので、妊婦の便秘解消のツボが気になる人は、継続してみてくださいね。
便秘薬を処方してもらう
妊娠中期から切迫早産になり、ひどい便秘になりました。そのとき、医師から2種類の便秘薬を処方してもらいました。
水に数滴入れて飲む「ラキソベロン」と、錠剤タイプの「マグミット錠」というお薬です。
初めに液体タイプのラキソベロンという便秘薬を処方してもらったのですが、毎日飲み続けましたが妊婦の便秘解消にはなりませんでした。
次に酸化マグネシウムが主成分のマグミット錠を処方されたのですが、こちらも効果はいまいち。
とはいえ、便秘薬を飲む前に比べると、トイレでスッキリするまでの期間は短かったです。
妊婦の便秘解消に即効性のある浣腸は絶対NG!
妊娠中の浣腸は、絶対に自己判断でしてはいけません!
子宮の収縮を促進する可能性があり、切迫流産や切迫早産などのトラブルを引き起こす場合があります。
基本的に妊婦の便秘解消に浣腸をおこなうことはありませんが、状況によって医師の判断で処置するばあいがあります。
・どうしても便秘が解消できない場合
・排便をしないとお腹の張りや痛みがひどくなるなど
市販薬ではなく、妊娠中でも利用できる浣腸を使います。
妊婦の便秘解消に浣腸が使いたいと思った日
私は便秘で悩んでいるときにトイレにいきたくなると、立って居られなくなるほど腹痛を感じる事があります。
それでも便が出てしまえば、腸内環境はスッキリ改善されているので気に留めていません。
妊娠中の便秘は出そうで出ないという日が多く、スッキリしない毎日。
スッキリするまでの時間がとっても苦しく、時に涙や吐き気などをする事もしばしばあります。
妊婦の便秘解消に思いっきりいきむのはとっても危険!
ドラッグストアで売っている浣腸でスッキリしたいところですが、妊娠中は使えないので食べ物などで改善する必要があります。
妊婦の便秘解消ができず、腹痛が起きるとお腹の赤ちゃんにも少なからず影響するので、自然排便を心がけることはとても大切だと実感しました。
妊婦の便秘解消をしても改善されない理由
さまざまな妊婦の便秘解消をやってみたけど、スッキリしないときってありますよね。
その理由は、妊婦の便秘の原因が関係しているからです。
妊娠中の便秘は、ホルモンバランスの変化や子宮の圧迫などによって起こりやすい症状です。
・ホルモンバランスの変化
妊娠中は、プロゲステロンというホルモンの分泌が盛んになります。
このホルモンは、子宮の収縮を抑える働きがありますが、同時に腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)も抑える働きがあります。そのため、便が腸内をスムーズに流れにくくなり、便秘が起こりやすくなります。
・子宮の圧迫
妊娠が進むにつれて、子宮が大きくなり、腸を圧迫するようになります。そのため、便が腸内を通りにくくなり、便秘が起こりやすくなります。
・つわりなど
妊娠中は、つわりや食欲不振などで、食事量が減ったり、偏ったりしやすくなります。また、運動量が減ったり、寝不足になったりすることも、便秘の原因となります。
妊娠中の便秘は、お腹の張りや痛み、痔の悪化などを引き起こす可能性があります。また、便秘が長引くと、腸内環境が悪化し、腸の病気を引き起こすリスクが高まることもあります。
妊婦の便秘解消には生活習慣の改善が大切
水分を十分に摂取する、食物繊維を多く含む食事を心がける、規則正しい生活を送るなどの対策をしましょう。
それでも便秘が改善しない場合は、下剤を服用するなどの方法もあります。
ただし、下剤は使いすぎると逆効果になる可能性があるため、必ず医師の指示に従ってください。